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Illustration:近衛乙嗣 |
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それは今までとは何もかもが違う、隠された聖杯戦争。
穏やかな今を守るため、衛宮士郎はマスターである事を受け入れる。
セイバーは己がマスターの決意を良しとし、主の剣として戦いに身を投じる。
遠坂凛はマスターとしてではなく、誇り高い魔術師として夜を駆ける。
そして。戦う術のない彼女は、せめて彼らの帰りを待つ“日常”として有り続けられるよう願った。 |
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戦いは静かに、毒が沈殿するように進行していく。
仮面の暗殺者。老魔術師の思惑。
真価を発揮する紫の騎兵―――士郎の窮地を救ったライダーは敵なのか味方なのか。
張り巡らされた罠は少年を追い込み、彼から戦う力を奪い、また、守るべきものを再認させる。
これは生き残る為の戦いではなく。
大切なものを守る為の戦いだと。
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理想と現実はカタチの違う歯車だ。
噛みあえば軋みをあげ、血のような火花を散らす。
裏返る物語。聖杯はその真実を見せ始める。
多くのマスターとサーヴァントが脱落していく中、残された少年に神父は騙る。
「それでも―――あの娘に、守る価値があるのかね?」
では、最後の選択を。
おまえは誰を救い、何を捨てる事ができるのか? |
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絡み合った運命の糸は、ここに終局を迎える。
剣のマスター、衛宮士郎。
宝石の魔術師、遠坂凛。
ふたりが守ると誓った、囚われた黒い少女。
省みる事のなかった十年を清算する為、最後にして最大の戦いが幕をあける。
……その答えは、結末にのみ。 |
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